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施設紹介

ターミナル配置図

ターミナル配置図:写真

ターミナル配置図

敷地面積

約300,000㎡(東京ドーム約6.4個分)

主要タンク

(1)LPG
低温タンク:45,000t(77,000㎘)×4基(T-101〜104)
高圧球形タンク:500t(1,000㎘)×3基(T-105〜107)
(2)石油化学品(液化ガス)
低温タンク:10,000㎘×3基(T-201〜203)
(3)石油類
浮屋根式タンク:60,000㎘×3基(T-301〜303)
浮屋根式タンク:3,000㎘×1基(T-304)
ドームルーフタンク:17,000㎘×3基(T-401〜403)

荷役設備

(1)主受入バース 全油種対応
LPG:67,000DWT
石油類:125,000DWT
(2)海上出荷バース
No.1バース:LPG高圧出荷(6,500DWT)
No.2バース:LPG高圧/低温出荷(6,500DWT)
No.3バース:LPG高圧&石油化学品出荷(5,886DWT)
No.4バース:石油類出荷(3,500DWT)
No.5バース:石油類出荷(5,000DWT)
No.6バース:石油類出荷(10,000DWT)
(3)陸上出荷設備
LPG出荷×5ゲート(内、1ゲート石油化学品(液化ガス)共用)

波方ターミナル業務

受入・貯蔵・払出フロー

  1. 受入 国内外より大型船にて海上より受入
  2. 貯蔵 各油種ごとに貯蔵
  3. 払出 国内外へ払出

貯蔵品管理

入出荷作業及び貯蔵中の商品は昼夜を問わず中央計器室で万全の体制で管理されています。また、貯蔵品を安全に管理する為、各機器の運転整備も定期的に行っており、受入貯蔵に際しては、分析担当者が厳格に分析し品質管理を実施しています。

  • 計器室
  • 分析室
  • ボイルオフガスコンプレッサー

弊社では安全確保及び災害に備えるため、防災設備の設置、定期的に防災訓練を行うことで安全管理に努めております。

  • 訓練の様子
  • 訓練の様子
  • 消防車

波方国家石油ガス備蓄基地の操業受託/運営

概要

国から委託を受けた独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構が管理する波方国家石油ガス備蓄基地は、当社隣接地の地下にあります。有事の際速やかに払出を行えるよう、当社が基地の操業を受託し、運営しています。

備蓄容量 45万トン
貯槽方式 水封式地下岩盤貯槽(常温高圧貯蔵)
30万トン貯槽 26m(幅)×30m(高)×485m(長)×2列
15万トン貯槽 26m(幅)×30m(高)×430m(長)×1列
払出ポンプ 400㎥/hr×4台
底水排水ポンプ 57㎥/hr×4台
低温出荷設備 57t/h(定格流量)
地上部敷地面積 約60,000㎡

受入・貯蔵・払出フロー

受入フロー、貯蔵フロー、払出フローのボタンをクリックすると、それぞれの流れが図解で表示されます。

受入フロー
【受入フロー】受入画像
貯蔵フロー
【貯蔵フロー】貯蔵画像
払出フロー
【払出フロー】払出画像

設備

波方国家石油ガス備蓄基地は、重要な国家的課題であるLPガスの安定供給のために作られました。地下約150mに貯蔵する地下岩盤貯蔵方式は、地下水によって岩盤に封じ込められ大気と遮断されるため、火災・爆発の恐れがなく、常に安全・確実に貯蔵されています。

  • 貯槽
  • プロパン竪坑内
  • 海水淡水化設備

構造図

構造図

貯蔵方式と水封原理

貯蔵方式

LPガスは地下水圧により圧力を保持することによって、常温(約20℃)の液体として貯蔵されます。また、地下水圧の安定化を図るために水封トンネルと水封ボーリングから岩盤へと給水を行います。
このような貯蔵方式は水封式地下岩盤貯蔵と呼ばれ、海外で多くの実績があります。また、わが国においても、久慈、菊間、串木野の3基地においてこの貯蔵方式により原油の国家備蓄を実施しております。

貯蔵方式

水封原理

岩盤貯槽は、地下約150m以深の花崗岩内にそれぞれ建設します。LPガスを高圧の地下水で飽和させた岩盤で囲い、LPガスの蒸気圧より地下水圧を高くすることにより、周辺岩盤から貯槽内への地下水浸透により貯槽液を押し込み、漏洩を生じることなく貯蔵することができます。

水封原理

資料提供:独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構
(岩盤貯槽写真、海水淡水化設備写真、プロパン竪坑内写真、および図表)

独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構

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